『バットマンvs.ロビン』DCユニバース・アニメイテッド・オリジナル・ムービーズシリーズ 2015年
『バットマンvs.ロビン』は日本ではリリースされていないアニメムービー『サン・オブ・バットマン』の続編にあたる作品。
続編と言ってもこの作品だけでも楽しめるのでご心配なく。
ちなみに前作『サン・オブ・バットマン』の原作になった「バットマン・アンド・サン」は、以前小学館集英社プロダクションから邦訳本も発行されています。
リブートされた新シリーズ「梟シリーズ」ベースの世界観
DCコミックスでリブートされたバットマンの新シリーズ「梟シリーズ」の世界観がベースになっています。
「リブート」とは最近では再起動の意味でも使われえるように、話が煮詰まったり収集つかなくなった時や読者の世代交代を進めたい場合などに、話や設定をリセットして新しく話を始めるという力技すが、アメコミでは割と常套手段になっています。
この作品も基本的な登場人物は同じですが、過去の作品とは設定が異なっています。と言っても実写映画くらいでしかバットマンに触れていない人なら、特に気にする必要はないでしょう。
『バットマンvs.ロビン』登場キャラクター
⚫️バットマン
おなじみバットマンこと大富豪ブルースウェイン。この作品では親子関係に悩む父親ポジション。
⚫️ロビン(5代目)
バットマン/ブルースウェインとタリア・アル・グールの間の子供。リーグ・オブ・アサシンズで殺人術の訓練を受けて育った。
⚫️ナイトウィング
初代ロビンことディック・グレイソンの現在のコードネーム。今はバットマンからは独立して活動している力強い協力者の一人。
⚫️タロン
秘密結社「梟の法廷」に所属する暗殺者
⚫️タリア・アル・グール
こちらもまた秘密結社の「リーグ・オブ・アサシン」の中心人物。ラーズ・アル・グールの娘。
ゴッサムを闇で牛耳る秘密結社との戦い!
この作品ではゴッサム・シティは「梟の法廷」と呼ばれる強大な秘密結社に影で支配されていることになっています。「梟の法廷」は街の有力者家系で構成されていてブルースの両親の死にも関わっているようです。
この「梟の法廷」とバットマンとの対立、「梟の法廷」暗殺者タロンとの対決が話のひとつの軸。
バットマン/ブルース・ウェインとタリア・アル・グール実子でラーズ・アルグールに育てられたロビンことダミアン・ウェインとブルースとの葛藤がもうひとつの話となっています。
キャラクターが少なく話もシンプルなので派手な展開などんでん返しなどはありませんが、逆に詰め込みすぎることもなくブルースとダミアンの親子関係、と「梟の法廷」の不気味さを中心にコンパクトにまとまっています。
作画も日本人リスナー向き!
作画も綺麗でアクションシーンも中々です。作画には日本も制作にかかわっているようで絵にも少し影響が出ています。日本のアニメファンにも馴染みやすいかもしれません。
と言っても、日本の制作会社が作った『バットマン:ゴッサムナイト』のようにモロに日本のアニメ絵になって、悪い意味でジャパナイズされているわけではないので、アメコミタッチにこだわるアメコミファンも安心して楽しめます。
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