『ジャスティス・リーグ:ゴッド&モンスター』DCユニバース・アニメイテッド・オリジナル・ムービーズシリーズ 2015年
キャラ設定を捻りまくったアナザーストーリー!
「ジャスティス・リーグ」と銘打たれた作品で、もちろんおなじみのキャラクターも登場しますが、実写映画化もされたオン・ゴーイング(通常のシリーズ)とは全く異なります。
通常とは異なる世界観やキャラクター設定で話が展開する、いわゆる「IFもの」というか「アナザーワールドもの」ものですね。
登場するジャスティス・リーグメンバーはTOP3。
⚫️スーパーマン
ジョー・エルではなくゾッド将軍の息子で、レックスルーサーに育てられ他という設定。人相は全く別人でヒゲをたくわえ酷薄そうな目の悪人ヅラ。
悪党というわけでもなく街の治安は守っているが、その為なら手段を選ばないわ陰謀も巡らすわ平気で人は殺すわで、平和を守るというよりある種ナワバリの支配に近い感覚。
⚫️バットマン
病弱な体質改善のための投薬実験で吸血鬼になってしまったという、とあるキャラの設定を流用。
コスチュームはバットマン・ザ・フューチャーのようなイメージ。今回のジャスティス・リーグメンバーの中では常識人。
⚫️ワンダーウーマン
とある星での王族で、対立する種族の王子と結婚して和平の架け橋となるはずだったのが、これが実は謀略、結婚式当日お祝いムードに乗じて身内連中が相手一族を、婚約者も含めて皆殺しに。
そんな過去の影響もあってか、かなりやさぐれて暴力的な性格に。
突然現れた「スーパーマン」「バットマン」「ワンダーウーマン」らと同じような能力と武器を持つ3体のロボットが、その手で著名な科学者つぎつぎと暗殺されてゆきます。
それは、ジャスティス・リーグメンバーの3人を犯人に仕立て失脚させようとする、何者かによる陰謀でした。
進行していく陰謀を軸に、首謀者の謎の正体や暗殺ロボットとの戦いを交えて、ストーリーが展開ていくわけです。
ハード&ダーク&ダーティーな演出が冴えた異色作!
サスペンスフルな展開やどんでん返しもあり飽きずに見通すことができますが、共感できる登場人物が少なく、またかなりハードな展開でダイレクトな描写はないものの、かなりの残酷な方法で容赦なく人が死んでいくので、そのあたりで好き嫌いが分かれるかもしれません。
通常のシリーズを期待すると、あまりにもイメージが違いすぎて拒否反応が出るかもしれませんが、一味違ったハードでダーティーなジャスティスリーグを堪能できるなかなかの珍品です。
とはいえストーリーはなかなかよくできているし、キャラクターデザインはかの「ブルース・ティム」なので、アニメイテッドファンなら見逃せないでしょう。
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