『ジャスティス・リーグ:ダーク』DCユニバース・アニメイテッド・オリジナル・ムービーズシリーズ 2017年
一応ジャスティス・リーグのシリーズですが、全編通して話に関わってくるのはバットマンだけです。それも狂言回し/引率役的なポジション。
実質的な主人公は、キアヌ・リーブスの映画でおなじみのオカルト探偵「ジョン・コンスタンティン」です。
スーパーマン・ワンダーウーマンもお手上げ!超常現象の解決に乗り出すオカルトユニット!
メトロポリスで一般市民の間で、急に周囲の人間が怪物に見え流という幻覚症状が発生し、その結果殺人や自殺にはしるという事件が頻発しに問題になります。
原因不明の超常現象ともいえる事件で、物理攻撃の相手なら怖いもの無しのジャスティス・リーグもお手上げ状態。
そんな時に、自室のあちこちにコンスタンティンの名前が現れるビジョンを見たバットマン。霊や魔物などスーパー・ナチュラルな事件と判断してコンスタンティンに協力を求めに…というがプロローグです。
なぜコンスタンティンがジャスティスリーグに登場するかというと、もともとコンスタンティンはDCコミックスの大人向け作品レーベル「ヴァーティゴ」の作品が原作となっているのです。
この作品には他にも同じヴァーティゴキャラで、アメリカではサブカルアイコンにもなっている有名キャラ、沼の怪物「スワンプ・シング」をはじめ心霊・魔物・魔法使い系のキャラクターが登場します。
彼らによってオカルト系事件対策用に結成されたのがジャスティス・リーグ:ダークというわけで、今回は彼らを中心に話が展開します。
『ジャスティス・リーグ:ダーク』の登場キャラクター
⚫️ジョン・コンスタンティン
ヘビースモーカーのイギリス系魔術師兼エクソシスト探偵。この作品の中心人物。作中では規制の影響で禁煙させられている。
⚫️ザターナ
DC世界でもトップクラスの魔術師。コスチュームも含めかなりのセクシーキャラだがこの作品では抑え目。ジャスティス・リーグ:ダークの中心メンバー。
⚫️デッドマン
生前はサーカスの曲芸師だったという“幽霊ヒーロー”。バットマンにメッセージを伝える。ジャスティス・リーグ:ダークの中心メンバー。
⚫️エトリガン・ザ・デーモン
アーサー王の円卓の騎士ジェイソンが悪魔と合体したデビルマン。多彩な能力と技を持つ。
⚫️スワンプシング
科学者アレックス・オルセンが爆発事件で吹き飛ばされて沼に落ちた時、爆発と化学薬品の影響で植物人間になった。アメリカで有名なホラー系モンスターヒーロー。
⚫️リッチー
コンスタンティンの友人。超常現象の研究家でオカルトアイテムの収集家。
日本ではあまり馴染みのないキャラクターが多いのですが、簡単なバックグラウンドとキャラの関係性くらいは作中で語られます。
これからコンスタンティンの快進撃がはじまる?
どうやらこのコンスタンティンのアニメシリーズや映画も制作されることになったようなので、そのプロモーション的な意味合いもあるのかもしれません。
そのためか、コンスタンティン押しがスゴい反面スーパーマンやワンダーウーマンはかなり残念なあつかいになっているので、ジャスティス・リーグの活躍が見たいファンには逆に反感を買うんじゃないんでしょうか?などと心配になります。
作品のクオリティは高い!気分を切り替えて楽しもう!
作品としてはちょっとマニア向きかもしれませんが、その名の通りダークでちょっとアダルトな雰囲気にあふれた映像は見所が多く、話もなかなか練られています。
ジャスティス・リーグのキャラに過度な思い入れがない人や、別物と割り切って観れる大人なファンであればかなり楽しめるのではないでしょうか。
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