今回は、テレビ局と提携している動画配信サービスついて解説したいと思います。
好きなテレビ局の作品が動画配信サービスでも見れる!
動画配信サービスと地上波テレビ局というと、
犬猿の仲みたいなイメージがありした。
考えてみれば、
地上波に飽き足らないリスナーを、
続々と動画配信サービスが奪っていったようなものですからね。
でも、
今では全国ネットのテレビ局の全てが、
動画配信サービスと協力関係にあるんです。
Huluの日本事業を日テレが買収したのをきっかけに、
各テレビ局が“提携する”あるいは“直接運営する”といったかたちで、
動画配信サービスに関わるようになってきました。
さすがに衰退する一方の地上波を尻目に、
幅を利かせていく動画配信サービスを無視できなくなったんでしょうね。
動画配信サービス | 関連テレビ局 | 提携スタイル | 国内テレビ局作品の傾向 |
---|---|---|---|
Hulu(フールー) | 日本テレビ | 運営(日本国内のみ) | 関連局作品が 他局よりやや多め |
Netflix(ネットフリックス) | ー | ー | Netflix基準で厳しく選別 |
U-NEXT(ユーネクスト) | ー | ー | 各局の作品を配信 |
dTV(ディーティーヴィ) | ー | ー | 各局の作品を配信 |
Amazonプライムビデオ | ー | ー | 各局の作品を配信 |
FODプレミアム | フジテレビ | 運営(単独) | ほぼ自社作品のみ |
auビデオパス | テレビ朝日 | 独占提携 | 関連局作品が 他局よりやや多め |
Parabi(パラビ) | TBS テレビ東京 WOWOW | 共同出資/運営 | ほぼ自社作品のみ WOWOWはオプションでネットテレビ配信 |
ツタヤTV | ー | ー | アニメは各局の作品を配信 国内ドラマは配信ナシ |
ビデオマーケット | フジテレビ NHK | 代理配信 | 有料のオプションプラン |
music.jp(ミュージック.jp) | NHK | 代理配信 | 有料のオプションプラン |
Rakutem TV(ラクテン・ティーヴィ) | ー | ー | ー |
dアニメストア | ー | ー | 各局の作品を配信 |
リスナーにはメリットがあるの?
動画配信サービスとテレビ局によるコラボの最大のメリットは、
「テレビ局が権利を持っている膨大なコンテンツを配信できる」ということ。
特にTV局と関連していない配信サービスも、
ドラマやアニメを中心にテレビ放映作品を配信していますが、
提携していれば他では配信していない作品を独占的にラインナップすることも可能になります。
民放地上波で放送している中にも見る価値のある番組は存在しますから、
そういった作品が続々と配信されるのであればリスナーとしても悪い話ではありませんね。
海外派の人にはメリット無いんじゃないの?
では洋画や海外ドラマのファンには全くメリットが無いか?
というとそうでもありません。
今の日本では海外作品よりも国産のコンテンツを好む人が多いですから、
テレビ局と組んで国産コンテンツを配信すればユーザーも増えて収益はUPします。
結果的にその収益が海外作品購入にもあてられて、
海外コンテンツも充実するという希望がなんとなく持てるわけです。
じゃあ、メリットオンリーでWin×Winなの?
ただ作品を提供してくれるだけなら、
全方位に対してメリットだけで何も問題無いと思うんですが、
運営やコンテンツの編成などにも口を出して影響してくるようだと悪い方向に行く可能性があります。
極端な状況になると、
提携テレビ局の作品ばかりになってしまったり、
それ以外の作品があっても微妙なラインナップになったりして、
そのテレビ局のファンじゃないと全く楽しめなくなってしまうなんてこともありえます。
また、これは仕方の無い面もありますが、
独占配信で特別感を際立たせるために、
他の配信サービスにコンテンツ提供してくれなくなるというケースもあります。
実際、一部の動画配信サービスにはその傾向が見られますね。
国内テレビ局と提携している動画配信サービス
それでは、
日本のテレビ局と提携している動画配信サービスをチェックしていきましょう。
Hulu(フールー) × 日本テレビ
日テレによるhuli買収の話が話題になった時に、
メインユーザーだった海外ドラマファンから「もうダメ論」が吹き出してまくっていたのは、
記憶に新しいところです。
幸いなことに目玉のコンテンツ海外ドラマが大きく減ってしまうこともなく、
国産コンテンツではオリジナルドラマも制作されるようになるなど、
海外派も国産派も楽しむことができる絶妙なバランスを保った状態になっていますね。
FODプレミアム × フジテレビ
フジテレビ自ら運営しているだけあり、
コンテンツもフジテレビ1色の完全フジテレビ特化型。
フジテレビ作品は動画配信サービスへの作品提供が少なめなので、
フジテレビがごひいきのファンには夢のような存在。
逆にそうじゃない人には、
料金格安というわけでもないのでメリットが感じられません。
せっかく“雑誌読み放題”や“大量のレンタルポイントバック”といった魅力的な特典があるのに、
どうもいろいろ雑でヤッツケ気味です。
もっといろいろなコンテンツが充実して、
特典を活かせるようになればリスナーも広がるはずです。
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TELASA(旧auビデオパス) × テレビ朝日
ほぼ料金分のポイントバックが強力すぎて、
それだけでも加入する価値があるauビデオパスですが、
コンテンツの弱さが最大の弱点。
テレビ朝日と提携強化した効果か、
国内ドラマとアニメに関しては他と比較しても見劣りしないレベルになりました。
ただ最近の作品がほとんどなので、
もっと過去の名作が大量に配信されるようになるとリスナーとしてはありがたいですし、
動画配信サービスとしても上を目指せるのでがんばってほしいところです。
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Paravi(パラビ) × TBS / テレビ東京 / WOWOW
“ドラマのTBS”と呼ばれるTBSと、
“どんな大事件があってもアニメ放送を休まない”テレビ東京が参加しているだけあって、
国内ドラマとアニメのラインナップは盤石です。
でも、むしろそれ以上に重要な存在が、
映画,音楽,スポーツを中心に放送を続けているWOWOWです。
サブカルチャーに精通したWOWOWが加わっていることで、
当初は得意のジャンルを中心にマニアックなこだわりを持った展開が期待されていたのですが、
WOWOWが有料オプションとしてネットテレビ配信をスタートしたことで、
見放題での活躍はあまり期待できなくなりました。
それでもネット配信でWOWOWが見れる唯一の手段なので、
貴重な存在ではあります。
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U-NEXT/FODプレミアム/ビデオマーケット × NHKオンデマンド
NHKは立場上特定の動画配信サービスだけと提携するわけにはいかないでしょうが、
有料オプションでNHKの配信サービスNHKオンデマンドを利用できる動画配信サービスはいくつか存在します。
今のところは《U-NEXT》《FODプレミアム》《ビデオマーケット》の3つです。
NHKオンデマンドには、
見逃し番組とニュース番組に特化した《見逃し見放題パック》と、
連続ドラマやシリーズ番組が中心の《特選見放題パック》の2種類があります。
料金はどちらも同じなので単純にお好みで選ぶことができます。
⬇︎【U-NEXT】サイトにアクセスしてさらに詳しい情報をチェック!
お気に入りのテレビ局で動画配信サービスを決めよう!
もしごひいきのテレビ局があったら迷わずその動画配信サービスに加入。
そんな選び方もOKです!
見たい作品がそこでしか配信していないのであればなおさらです。
また、
今現在見たい作品を配信していなくても、
放映したテレビ局と組んでいる動画配信サービスを選んでおけば、
今後配信してくれることに期待が持てます。